思う感じる考える

思考・感想・考察のいずれか

映画もアニメも真っ白な気持ちで見ることはできなくなった-「君の名は君にしか聞こえない」

 

君の名は。を見ていません。見たいとは思っていますが、みんなが見ているなら私が見なくてもみんなが語ってくれるしいいか、なんて思っていて見ないで終わってしまいそうです。

 

君の名は。は大変好評なようで、どこにいっても君の名は。という言葉を聞いてしまうほど、君の名は。旋風が巻き起こっているようです。

 

作品を見る人が増えると、情報発信する人も増えるわけで、ツイッターのTLに君の名は。を見てきたよとツイートする人が増殖していくのです。それはいいとして、時々ネタバレツイートをする人がいます。

 

私はネタバレを気にしないので、ああ君の名は。はこういう物語なのかーということを思いつつ眺めていたのですが、物語の核心みたいなネタバレツイートが流れてきました。

 

ここには書きませんが、まあそのツイートを見て、ふと思ったのです。君の名は。は、乙一の小説に似てるな、と。ツイッターで検索をかけると、同じことを思っている人は多いようで、乙一さんの小説のハッピーエンド版みたいな見方をする人がいて、なるほどなと。

 

そうなってくると、この情報を仕入れた状態で君の名は。を見るとどうなるか。きっと乙一さんの小説と比較してしまうでしょう。

 

人間は比較する生き物です。

 

ネットの評判で、いい作品だったと期待大で見に行く。しかし期待が大きすぎて映画の内容がそこまでだったということはあります。そうなると、評判を聞かずに見ていたら、期待が小さく、十分楽しんで見れたかもしれません。

 

そうやって人はどうしても比較をしてしまうのです。

 

そして、今や映画、アニメ、ドラマ、本、音楽はレビューを書く人が現れますし、ツイッターでも一言二言なら検索すればすぐ出てきます。情報を見ずに何かを聞く、見る、体験するという世界はもうなくなってしまったのでしょうか。

 

人はなにも見聞きせずに何かに接することはないのだろうか。

 

ふと映画館に行って、そこでやっている映画をタイトルだけで選ぶ。そんなことをする人はもういないのだろうか。いや昔もいなかったかもしれないけど。

 

情報を何一ついれずに作品に接することの難しさを感じる今日このごろです。