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思う感じる考える

思考・感想・考察のいずれか

平均的に見てニッポン人は過労死に足を突っ込んでいる

 

月当たり残業時間が100時間を超えたぐらいで過労死するのは情けない。という言葉を見かけた。では、残業時間がどのくらい越えて過労死したら情けなくないのか。と思ったりするのだけど、そもそもこのニッポンという国で、みんながどのくらい残業をしているのかご存じだろうか。

 

月平均残業時間

 

VORKERSの調査によると、月の平均残業時間は30時間が最多。最多といっても、割合は14.5%で、残業時間にはだいぶばらつきがあります。

 

http://www.vorkers.com/hatarakigai/images/vol_4/graph2.png

参照:http://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_4#ranking1

 

先の発言では、100時間で過労死とは、といっておりますが、この調査で残業時間が100時間以上の人は12.9%。10人に1人は残業時間が100時間を超えているそうです。ヒェ

 

ちなみに平均残業時間は47時間です。みなさんはどのくらいの残業時間だろうか。

 

この平均残業時間47時間という数字をぜひ覚えていただいて、次にいこう。

 

厚労省の判断

 

 過労死ラインという言葉があります。wikipediaによると、「日本において、健康障害リスクが高まるとする時間外労働時間を指す言葉」だそうだ。この残業時間というのが80時間。80時間を超えると仕事と過労死の関連が強まってくる。

 

この80時間という規定は、厚生労働省労働基準局が通達した『脳血管疾患及び虚血性心疾患等(負傷に起因するものを除く。)の認定基準について』に書かれている。

 

(2) 発症前1か月間におおむね100時間又は発症前2か月間ないし6か月間にわたって、1か月当たりおおむね80時間を超える時間外労働が認められる場合は、業務と発症との関連性が強いと評価できること を踏まえて判断すること。

脳・心臓疾患の認定基準の改正について

 

わざわざ(2)をつけたのだが、この(2)の前に書かれている(1)を見ていただきたい。

 

(1) 発症前1か月間ないし6か月間にわたって、1か月当たりおおむね45時間を超える時間外労働が認められない場合は、業務と発症との関連性が弱いが、おおむね45時間を超えて時間外労働時間が長くなるほど、業務と発症との関連性が徐々に強まると評価できること

脳・心臓疾患の認定基準の改正について

 

厚生労働省は「おおむね月残業時間が45時間を超えたら、業務と過労死発症との関連性は強まると評価できる」と言っているのです。さきほど覚えてほしいといったことを思い出してほしい。

 

平均残業時間47時間

 

残業時間が45時間を越えたら過労死との関連性が強まるというのに、平均残業時間は47時間。ほとんどの人が過労死に首を突っ込んでいるわけです・・・。恐ろしい。

 

1日の残業時間が2時間程度でさえも、労働と過労死との関連性が強くなると厚生労働省は言っているのです。

 

大丈夫かよ、ニッポン。