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実験的なところ

勝間さんのカミングアウトについて

 勝間和代さんがカミングアウトをした。現在愛する女性と暮らしているとのこと。ツイッターで反応を調べると「勝間さんレズなのか」という言葉を見つけた。しかしあの記事を読む限り勝間さんはレズとは言えない。記事の中にはこう書かれている。

「高校のときも、大学のときも、女の子を好きになる感覚はありました。でも、ダメなことだ思ってました。男性も好きになるし、女性を好きな気持ちには蓋をしないといけない、と」

 男性も女性も好き。これはレズという括りではなくてバイセクシャルという括りに入るだろう。それでも勝間さんがレズという話はきっと広まっていく。それを聞いてバイセクシャルだよと訂正する必要もないのかもしれない。

 一般的にLGBTというキーワードが世に広まってはきている。しかしその4つの頭文字が意味するところを知らない人は多いように思う。まだまだ世間の理解はそんなもんだと少し落胆した。

 また、こんなツイートも見かけた「勝間さんが同性愛者とかどうでもいいし、わざわざカミングアウトしなくてもいいのに」。これは勝間さんに興味がない人のツイートだろう。私もそこまで関心が高いわけではない。たまにテレビで出てくるけどマウントとるのがうまい人だなぐらいの感想だ。これが女優やモデルだと反応は変わるだろう。この「どうでもいい」という言葉の意味にもいろいろあるけど本当にカミングアウトがどうでもいいと思えるほどの環境になればいいのにと思う。なんでわざわざ言わなきゃいかんのか。異性を好きになったことを誰かに言うことはカミングアウトとは言わないのに。

 「わざわざカミングアウトしなくても」というのは少し言っておきたい。性的少数者の多くは自分の性的嗜好に対して悩んでいる。その悩みの一つに「人に言うか言わないか」というのがある。それこそわざわざ言う必要はないんだけど、言わないと画しているような感覚になってくる。友達ならまだしも親や親戚に彼氏・彼女できんのかと聞かれてもなんて答えればよいのか分からなくなる。まさか同性愛者だなんて思ってもいないのだろう。面倒な人たちだ。

 自分も性的少数者の一人だけど、誰かに言うことに対してかなりの抵抗感はある。でも親しい人には伝えたいと思う。それはきっと承認欲求の塊なんだろうなと思いつつも、相手に負担がかかるかもしれないけど、同性を好きになる自分を知っておいてほしいという気持ちだ。今回、勝間さんがLGBTを発表したのはパートナーの存在がかなり大きいように思う。

 勝間さんのパートナーは渋谷区「パートナーシップ証明書」第1号証明書を受理された増原さんという方だ。大々的に報道されたためか、パートナー解消した時に証明書を返還したと報告をしていた。そういう自身の恋愛を世間に公表することによってLGBTの理解を得ようと努力されている方だからこそ、勝間さんの今回のカミングアウトになったのだろう。

 まあ私から見てもこのカミングアウトは世間的にどう評価されるのか気になるところだ。勝間さんはコメンテーターで、人気女優やそういった立ち位置ではない人だ。そういった文化人のカミングアウトが世間にどんな印象を与えるのかを見ていきたい。